すいた扇子 / 近江扇子 / 高島扇骨
[BIWAKO CITY 物産展 in 京都岡崎蔦屋書店]
→ https://store.tsite.jp/kyoto-okazaki/event/art/20364-1708090601.html
『やさしい、伝統の風が吹く近江扇子』
扇骨と聞いてもピンとこない人は多いだろう。
扇骨は文字通り、扇子の骨(扇子の紙以外の部分)のことだが、高島扇骨の多くは京都へ出荷され、絵付けされた紙が貼られて京扇子として販売されているため、一般には知られていない。
実は国産の扇骨(竹製)の約90%が高島安曇川地区で作られているのだ。
近年、地元でも和紙を貼り、「近江扇子」として仕上げられており、大津絵や近江八景など滋賀県らしい絵柄でオリジナリティを出している。
扇骨は両外側の2枚を「親骨」といい、内側を「仲骨」といい、いずれにも3〜5年育った良質の竹が使われる。
製作は親骨18工程、仲骨16工程にもおよび、職人から職人へ作業が移る分業体制。
機械でできる作業もあるが、薄い竹を扱うためほとんどが手仕事である。
当然のことながら扇骨は長さ、形、色、光沢が揃っていなければならない。
特に一寸の狂いも無く、形を整える作業には熟練の技を要する。
この後、沸騰した湯で煮て漂白して、天日干しにするその光景は高島市の風物詩としても知られる。
天日干しによって多少伸縮するのでまた削り直す。
ここまで削ればいいとか、この角度で削るというマニュアルなどなく、それぞれの職人の手先の感覚と独自であみ出した手法によって進められていく。
こうして仕上がった扇子は、プラスチック製品や海外製品にはない持ち味がある。
持った時にほどよく手にフィットして、扇ぐとなんともやさしい風が吹く。
それは長い時代を経て受け継がれてきた心と技でしか出せないものだろう。
団扇(うちわ)は中国などでも使われていたが、扇子は日本発祥のもの。
その昔は和歌をしたためて贈られていたというから贈り物にふさわしく、末広がりで縁起がいい。
コンパクトでいつでもどこでも使える。
一時、扇風機やクーラーの出現で生産高が落ち込んだというが、今や地球温暖化対策のエコグッズ。
美と機能性を併せ持った近江扇子をひとつどうだろうか。
→ https://youtu.be/I5rqSyLxkok
(以上 メイド・イン・滋賀 参照)
ちなみに、
このブルーで統一されたマザーレイク仕様は別注品ではなく、すいた扇子さんが地場産業普及の為に昔製作をしたデッドストック品。
今回貴重な在庫がリリースとなりますので是非この機会にご覧下さい。
【すいた扇子】
近江扇子は三百年以上の伝統を誇る扇骨の産地安曇川の特産品。すいた扇子のオリジナル扇子として、大津絵扇子、近江八景扇子など、地域に根ざした商品も展開。扇子絵付け体験(要予約)も行っている。
https://takashima-kanko.jp/spot/2018/06/post_66.html
『 #BIWAKOCITY物産展 』
会期:2021年6月1日(火)〜6月30日(水)
時間:8:00〜20:00
会場:京都岡崎 蔦屋書店
住所:〒606-8342 京都府京都市左京区岡崎最勝寺町13 ロームシアター京都 パークプラザ1階
主催:-CONNECT-
協力:大津絵、神保真珠商店、中川木工芸比良工房、都湯、きみと珈琲、BROOKLYN FANITURE、GENEDICTION、すいた扇子、江若交通、高島晒協業組合、滋賀県統計協会 (順不同)